「おたく、お店の方。関西の米おいてっらっしゃる」
店の外で棚を作っていたら、通りがかりの方から声をかけられる。
即座に答えて差し上げました。
「西の方の米は止めた方がいいですよ。どんな米が来るか分からないから」
福島県産の慣行農法で作る米は風評で売り先がなく、アンダーグランドに流れる可能性が非常に高い。
一般流通の米は基本的に「混ぜるために流通されている」ので出所がきっちりしたものを手に入れることは、非常に難しい。
福島県で今年は風評で買い叩かれる米生産者が多く出るだろうと思っている。
ということは「中部以西の米に混ざるかもしれない」ということ。
生産者から直接に買う以外は、いくら放射能が降った土壌で作った米であっても、一般流通で西の方から流れてくる米を買うよりも、関東以北の当店の米の方が安全度が高いということになる。
声を掛たその方は当店の扱い産地を聞くや否や、さっさと行ってしまいました。
あ〜よかった。あんな「わらんちん」に売ってやらないもん。
関東以北の生産者が丹精込めて栽培した米ですもの、判る方に食べていただきたい。
これから世の中には「本当に良い物」が出なくなるように思う。
おまけに「本当に良い物」を判断できる人も、だんだん少なくなるように思う。
それに付けても原発は必要ないと、つくづく思う。