先日、6月11日の日曜日。「前日に用事があり東京まで行くので11日に伺います」と田中さんから連絡。
当店で取り扱うお米の生産者は時々寄ってくれます。かれこれ田中さんが20代からのお付き合いなんですが、田植えが完了した時期や稲刈りが完了した時期においでになります。天候や稲作の作業状況、これからの天候や作柄の予測など、ほぼ米の話なんですが、私自身知らない情報が都度更新されるいい機会になっています。コロナ禍以前はこちらから圃場に出向き現場を見て歩き「稲作リアル」を体感してきました。そろそろ動き出したいと思っています。
お米の生産者が販売の店頭にわざわざ来る理由の一つが、ラストユーザーとの肌感覚のギャップを埋めることがあるだろうと思っています。お米のメーカーである生産者がお米を食べていただける方の持つニーズとも言える感覚を掴むことは生産の現場においての目標地点となるものと言えます。政府管轄の時代には必要のないことだったのですが、時代は「フリーではあるが自己責任でやる」に遷移しました。
意識のある生産者にとってはチャンスと捉えるべき事象です。
気候変動や資源の取り合いが日常化するこれからは食料を確実に確保することが重要視されてきます。その意味で「信頼できる生産者と繋がれること」はマストアイテムになっていくでしょう。
里のあさじろうはこれからも橋渡しをさせていただきたいと思います。