こだわり農家餅の一番美味しい方法は、と言うと。やはり電子レンジで柔らかくして、あんころ餅か納豆餅(山形県のソールフードなのだ)かな。
水分が逃げていないので、外から補ってあげる水が少なくてすみます。
電子レンジで柔らかくするのは市販の切り餅でも出きるのですが、市販品は少し乾かしてあるんです実は。
だから、市販品をあんころ餅の様に全体を柔らかく仕上げるには、「手捏ね」を何度かしないといけません。これ、結構熱い。「あっちっち」どころのレベルではありません。熟練を要する職人技に限りなく近い高等な技術なんです。
餅を杵でついている所を見た方は多いと思います。杵を持つ人の下、臼の中に手を入れてひっくり返している人を「返し手」と言います。実は、餅つきの一番の要になる人はこの「返し手」なんです。100度で蒸し上がった餅米を餅にするには何度となくその中に手を入れなければなりません。慣れた職人でも手はあっという間に「まっかっか」になってしまします。
餅は蒸かし立てをただ杵で搗いていれば出きるものではないのです。「餅屋は餅屋」という諺(ことわざ)があるのも納得いきます。
話はそれましたが、例えば電子レンジで時間を掛けすぎで「デロデロ」に伸びてしまったのは別として、かなり簡単に柔らかい搗き立て餅にすることは出きると思います。
レシピのコピーを画像で張っておきますのでご参考まで…
ちなみにレシピの”1”の切り方なのですが、一度に全部食べるときにはには先にフィルムを剥いてしまってから、机の角などで凹み筋に従って折った方が簡単です。